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誰と比べるのか。

「誰がどうしたとか、誰がこうなったとか、そういうことはあなたに関係ないのですよ」

とは、私の尊敬するある女性コンサルタントの方のお言葉です。

数年前、自分だけが取り残されている感じがして、毎日が不安で仕方がなく、ついその方にそんなことを言った私に下さった言葉です。

人と比べていると、自分が何をしたいのか分からなくなり、軸がないので、フラフラ揺れる。

「あなたが”私はこうなりたい、これをやりたい”としっかりしていれば、それをどうすればいいか?という事を教え、助けることができるのに、人と比べて分からなくなってしまっていては、私も役に立たなくなるでしょう?」

と言われ、本当にその通りだと思いました。

人に応援される人は、ちゃんと軸を持っている人。


人に助けてもらえる人は、自分の人生を真っ直ぐに生きようと頑張っている人。

他人と自分では、持っている資質が違う。

そして、立っている場所が違う。

例えば私は高校生と中学生の娘を2人扶養するシングルマザーだけれど、もし私にそこそこお給料を運んでくれるダンナさん、という存在がいたら色々な面で変わってくるだろうし、

他人が軽々とやってのけることが、私にとっては苦手な分野ということだってある。

そういうことって、言われてみればすぐ分かるのに、どうして人はこうも他人の栄光を見ては自分を嘆いてしまうのか。

「悩むってことはな、暇やってことや」

と言っていたうちのおばあちゃんの言葉を思い出す。

「あなたが比べていいのは、昨日のあなただけ、なんですよ」

との冒頭の女性コンサルタントの方のお言葉通り、

比べるのなら他人とではなく、昨日の自分と今日の自分。

今日の私は、昨日の私よりも進歩しているだろうか?

毎日ちょっとずつでも進歩していれば、いつか大きな進歩になる。

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